モダンウェブ開発のためのWeb Components対応コンポーネントの追加。
特徴
.NET Core 3 の完全サポート
WPF / Windows Forms / ASP.NET MVC(ASP.NET Core) の全プラットフォームの製品において.NET Core 3がサポートされました。.NET Core 3を利用することで、C#の最新機能を利用したり、XAML Islands の利用やサイドバイサイドの配布など、様々な利点を享受することができます。また、Webアプリケーション開発においては、Ignite UI for JavascriptのASP.NET MVCアプリケーション向けのHelperモジュールを利用することで、.NET Core アプリケーションのView部分をRazor構文で開発をすすめることができます。今回のアップデートで、開発者は.NETの最新機能やパフォーマンス改善など最新のアップデートを取り込みつつ、Webアプリやリッチクライアントアプリ、更にはIoTや人工知能(AI)、機械学習などのソリューションを弊社開発ツール「Infragistics Ultimate」をベースに開発することができるようになりました。
新しいWebプラットフォーム製品の提供開始
Ignite UI シリーズは、モダンなWeb開発のための軽量で高速かつリッチなグリッドやチャートなどのUI部品を提供していますが、これまでWeb技術の革新とともにIgnite UIも進化し続けています。ここ数年でSPA開発向けの Ignite UI for Angular や Ignite UI for React のリリースとモダンWeb開発のための製品が増えました。今回のリリースでは、ここに更に2つの最先端のテクノロジーをベースとした製品が追加されます。
- Ignite UI for Web Components - 1つのWebページを1枚の大きなHTML/CSSで書き上げるのではなく、共通化できるUIセットをコンポーネントとして切り出して定義し、それらを組み合わせて画面を開発することができます。
- Ignite UI for Blazor (Previewバージョン)- Blazorは、.NETでインタラクティブなクライアントWeb UIを構築するためのフレームワークです。SPAアプリケーション開発を.NET & C# ベースで行うことができます。 今回のリリースでは、このBlazorに対応したUIライブラリIgnite UI for Blazorの提供を開始しました。
Angular対応コンポーネントの機能拡張
- Angular対応コンポーネントについては、前回のリリース(19.1)時点から多くのアップデートがあり、新しいコンポーネントの追加や既存コンポーネントの機能拡張がありました。
- 多段明細グリッド - 1レコードを複数行にまたがってレイアウト・表示することができます。カラムを定義する際に行方向と列方向でそれぞれ始点と終点を指定することで複雑なレイアウトを組むことが可能となります。
- 行のドラッグ&ドロップ - グリッド内の行オブジェクトをドラッグ移動の実装を行いやすくする仕組みが提供されました。
- 高度なフィルター - グリッドのフィルター機能について、Excelライクなフィルターに加えて高度なフィルターを行うためのダイアログが追加されました。And条件とOr条件を組み合わせて複雑な条件式をフィルターに設定することができます。